プレドニゾロンの副作用への対処法 高血糖

prevention for diabetes by steroid
IgG4関連疾患闘病記 プレドニゾロンの副作用予防法 糖尿病とステロイド

IgG4関連疾患と診断され、1日当たり40㎎のプレドニゾロン(合成副腎皮質ステロイド)を服用しています。

服用開始直後から、驚異的な効果があり、大きく腫れ上がっていた涙腺と顎下腺が急激に縮小し、その他の不快な症状(アレルギー性鼻炎、喘息、倦怠感、疲労感など)も一気に緩和してきました。

しかしこれほどまでの効果があるということは、それだけ副作用も大きいと予想されます。

プレドニゾロンの効果を最大限に享受し続けるためには、その副作用を最低限に抑える努力をしなければなりません。

今回は、プレドニゾロンの重篤な副作用の一つである高血糖への自分なりの対処法について考察してみました。

副腎皮質ステロイドによる高血糖症状

左右の腎臓の上にある副腎という組織の皮質部分からは、様々なステロイドホルモンが産生・分泌されます。

その代表がコルチゾールです。

コルチゾールは、糖質、脂質、タンパクの代謝を制御する、生体にとっては必要不可欠のホルモンです。

ストレスによって分泌が亢進し、血圧上昇、血糖上昇、免疫機能低下がもたらされます。

プレドニゾロンは、このコルチゾールの作用を強めた合成副腎皮質ステロイド薬となります。

生理的には、副腎皮質からは本来、プレドニゾロン換算で約2.5~5㎎が分泌されているといわれています。

つまり私は現在、40㎎を服用しているわけですから、生理的な分泌量の約8~16倍ものコルチゾールが体内にあるわけです。

ですから、血糖値が高くなるのは当然といえるでしょう…。

高血糖状態により引き起こされる糖尿病

diabetes and hyperglycemia by steroid

多量のプレドニゾロンを服用する場合、持病に糖尿病があると非常に大きな障害となります。

糖尿病とは血液中の血糖値が高くなり、身体に様々な障害を引き起こす生活習慣病です。

食事で炭水化物(糖質+食物繊維)を摂取すると、誰でも一時的に血糖値が高くなります。

上昇した血糖値は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンによって正常範囲内に下げられます。

つまり糖尿病は、「インスリンが足りない」または「インスリンが効かない」ことによって引き起こされます。

私は勤務する病院で定期的に血液検査を受けていますが、血糖の値は常に正常範囲内で、糖尿病はありません。

血液検査における血糖の基準範囲

Blood suger level igg4

高血糖は何故、身体に悪いのか?

血糖が高いということは、血液中に大量の糖が存在するということです。

血糖が増えると血液中の活性酸素が大量に発生し、それにより血管が破壊されてきます。

血管が破壊されると、手足がしびれる、ケガが治りにくいなどの症状がではじめます。

糖尿病の三大合併症である、糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎臓障害では、網膜や腎臓の微細な血管が破壊されることによって生じる障害ですね。

高血糖状態を避けるための行動

プレドニゾロンは血糖を上昇させる作用があるので、長期間かつ多量に服用すると慢性的な高血糖状態に陥り、糖尿病になってしまう危険性が非常に高くなります。

慢性的な高血糖状態を改善するために、次のような行動をとっていこうと思います。

糖質を減らした食事内容

side effect by steroid for IgG4

例え完全に糖質ゼロの食事をしたとしても、身体には、脂肪や筋肉を分解してそれを材料に自力で糖エネルギーを生み出す糖新生というシステムが備わっています。

ですから、糖質ゼロの食事をしたとしても、プレドニゾロンの作用により、血糖は高くなると考えられます。

プレドニゾロンを服用する限り、これは避けることができません。

糖質を摂取すると、当然ながら血糖は上昇しますから、自分でできることは、やはり、可能な限り糖質の摂取を心がけることだと思います。

具体的には、ご飯、パン、パスタなどの炭水化物の摂取量を減らし、タンパク質と脂肪の摂取量を相対的に増やそうと思います。

間食を控える

prevention side effect of puredonizoronn

食事をすると血糖値が一気に上昇し、それを下げるためにインスリンが分泌されます。

食事と食事の間に、お菓子などの糖質を摂取すると、そのたびにインスリンが分泌されます。

つまり、糖質を摂取する回数が増えれば増えるほど、インスリン分泌の回数も増え、やがてはインスリンの効きが衰えてきます。

仕事中に頻繁に味見をする料理人の方々に、糖尿病が多いのはこれが原因だというのを聞いたことがあります。

ですから、間食でお菓子を食べるのは止めます。

代わりに、ゆで卵とか、プロテインといったタンパク質なら、血糖値は上昇しません。

間食には、ゆで卵が一番かもしれません。

今まで通り習慣的に運動する

training for hyperglycemia

膵臓から分泌されるインスリンだけで血糖を下げるのには限界がありますから、運動することで、高くなった血糖をエネルギー源として使うように心がけます。

…といっても、筋トレやランニングといった運動は私のライフワークそのものですので、今まで通り、習慣的にしっかりとトレーニングしていきたいと思います。

ただし、プレドニゾロンにより免疫力が低下しているわけですから、極端に疲労するような運動、筋肉痛が出るような筋トレは控える必要があります。

私は基本的にはボディビルダーですから、安全かつ効果的に筋肉を大きくするためのトレーニングを追及します。

細心の注意をはらいながら、自らの肉体を研究材料として、いろいろと試してみたいと思います。

そのためには、自分自身の身体が発する様々なシグナルを敏感に感じ取り、しっかりと記録し、当ブログや twitter、YouTube で大公開していこうと思っています。

血糖値&HbA1cをモニタリングする

blood-test IgG4

定期的な血液検査により、血糖値とHbA1cを監視しなければなりません。

特に長期的な血糖の状態を把握できるHbA1cの値に注目していきたいと思います。

自己努力で副作用の増悪をコントロールする

高血糖状態には、食事や運動という、自分自身でコントロールできる要因が大きく関与しています。

プレドニゾロンの驚異的な効果を享受するために、できるだけ副作用が増悪しないように自分自身も努力を怠らないようにします。

プレドニゾロンには高血糖以外にも様々な副作用がありますから、それらへの対処法をしっかりと自分なりに確立していきます。

…続く(…to be continued…)